血液ガス分析

血液ガス分析データの値が何を示しているのかがわからなければ、
患者さんの体で何が起きているのかを推察することができません。
血液ガス分析では、PaO2、SaO2、PaCO2、pH、HCO3-、BEの6項目については最低限抑えておくことが必要です。

 

 

 

このうち、pH、PaO2、PaCO2は直接測定され、HCO3-、SaO2、BEは、計算で求められます。

 

 

 

また、呼吸器・循環器障害を見る上では、PaO2、SaO2、PaCO2がおもな指標となり、
酸塩基平衡障害では、PaCO2、pH、HCO3-、BEがおもな指標となります。
ここで、PaCO2値は、ガス交換と酸塩基平衡の両方に使われる重要な値だということがわかります。

ガス分析のおもな基準値

pH : 7.40±0.05

 

 

 

PaO2 : 80〜100Torr

 

 

 

PaCO2 : 40±50Torr

 

 

 

HCO3- : 24mEq/l

 

 

 

SaO2 : 96±2%

 

 

 

BE : 0±2mEq/l


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